タイの代表的なお祭りのひとつであるロイクラトン。
陰暦の12月の満月の日に、タイ国内の各地でタイの人々が水の精霊に祈りを捧げます。
地域によってそれぞれの規模で催されるこのお祭りを、パタヤにほど近い街シラチャーでレポートしてきました。地方都市でのお祭りの例として気楽にご覧ください。
|お祭りといえば露店!
ロイクラトンに限らず、シラチャーではお祭りといえば道にたくさんの露店が並びます。
シラチャーの観光名所となっているロイ島という小島を中心にお祭りが催され、小島と市をつなぐ橋の上にひしめき合うように並ぶ露店の数々。
露店で売られているものは様々で、タイらしい自由さがここでも発揮されます。まずは定番。タイ人の大好きな鳥の串焼き。煙を上げておいしそうなにおいを町中に漂わせていました。
そしてシラチャーは海辺の町ということもあって、海鮮の焼き物も充実しています。ハズれることなくおいしいのはイカで、こちらは食べやすい大きさに切ってくれます。珍しいものといえばカブトガニあたりでしょうか。
写真左はお面?と見せかけてヘルメット。バイクが普及しているタイならでは? 日本では見かけないデザインですね。他にも子供向けのおもちゃやバッグ、木製細工に家具まで何でも売っています。
|島に出現! 移動遊園地
のどかな街シラチャーに、お祭り期間だけ出現するメリーゴーランドに観覧車! 電飾もまぶしく、まるで夢の国に来てしまったような錯覚すら起こします。
こちらはロイ島にお祭りの間だけ設営される移動遊園地です。写真の他にも2つくらいの遊具が設置され、子供たちはここぞとばかりに次々と乗り込んで楽しみます。
昼間も遊具自体はあるのですが、稼働するのは夜だけ。それが余計に不思議な雰囲気を高めてくれます。
ちょっと離れたところにはお化け屋敷や屋外ステージなども設置されて、タイのお祭りは日本のお祭りとは本気度が違います!
|空に浮かぶ無数の灯り
ロイクラトンのクライマックスは、夜空に浮かぶ無数の提灯で彩られます。最終日の満月の夜に、紙でできた提灯をみんなで空に飛ばすのです。これが本当に美しくて幻想的。初めて見たときは感動しました。
しかし残念なことに、去年からシラチャーでは提灯が廃止になってしまったようです。私自身がまた見てみたいので、来年は提灯を飛ばすところを探してみようと思います。
|まとめ
ロイクラトンの本場はチェンマイなどの北部の地域です。空に浮かぶ提灯はたとえようもない美しさなので、興味を持たれた方はぜひご自分の目で実際にご覧にことをおすすめします。
現地記者:merryjane
猫と夫と3人での転勤族。これまでも日本国内を転々としてはいたものの、海外はやはり遠かった…。
とはいえ海外転勤を機にインドア派だった私が休みのたびに出かけるようになりました。
パタヤの海を眺めてカクテルを飲んでいると幸せです。