旅人であれば一度は乗ってみたい、寝台列車。
タイでも都市間を結ぶ寝台列車、また、近隣国と結ぶ寝台列車が走っています。
移動さえも楽しめる、寝台列車の旅をご案内します。
|チケットの買い方
チケットは、フアランポーン駅構内で直接購入、もしくは、旅行代理店の店頭やインターネットで予約・購入することができます。
駅構内で購入する場合は、チケット売り場の右手側に外国人専用の窓口があるので安心です。
行き先にもよりますが、1等AC寝台、2等(AC寝台/座席、ファン寝台/座席)、3等座席とタイプが分かれているので、確認してから購入して下さい。
年末年始や旧正月(4月)などのハイシーズンには、チケットが売り切れることもあるので、早めの手配をおすすめします。
|座席がベッドに早がわり
2等寝台列車では、20時頃になると乗務員が手際よく座席シートをベッドに変えてくれます。また、食事をとる際には、座席の真ん中にテーブルをつけてくれます。
2等寝台列車は上段と下段でチケットの価格が変わりますが、ゆっくり落ち着ける下段がおすすめです。また、ACとファンでも価格が変わりますが、ACの場合は、ついてくるタオルケットだけでは肌寒いので、長袖や羽織るものを持っていくことをおすすめします。ファンの場合は窓を開けられるのですが、窓から入ってくる砂ぼこりで体がべたつくことも。
また、2等座席列車は、座席を倒して寝ることができますが、アイマスクやブランケットなど安眠グッズが必要です。さらに、3等座席列車は、木製の座席になっていて倒すことはできませんが、床に寝袋を敷いて寝るバックパッカーの姿も見かけます。
食堂車もついており、景色を見ながら食事やコーヒーを楽しむことができます。
しかし、残念ながら車内でのアルコールは禁止となっているため、夜風をあびながらビールを楽しむ、ということはできません。
車内はもちろんのこと駅構内でもアルコール類は販売されておらず、持ち込んで飲むことも禁止されているのでご注意ください。
|あなたはどこへ行く?
バンコクを中心に、チェンマイ方面の北路線、ノンカーイやウドーンターニーなどイサーン方面の東北路線、マレーシアのバタワースまでのびる南路線があります。
バンコク-チェンマイ間では、日本でかつて使用された寝台特急の車両に乗ることもできます。また、東北路線のノンカーイからは電車を乗り継いでラオスに、南路線ではマレーシア、さらにそこから乗り継いでシンガポールに入国することもできます。そのため、寝台列車に乗ることそのものが目的、という旅人も少なくありません。
また、12時間以上列車に乗り続けることになるので、車内での他の旅人や現地の人たちとの出会い・交流も楽しみのひとつといえるでしょう。
|まとめ
タイ国内での都市間の移動は、飛行機や長距離バスもありますが、のんびりゆっくり寝台列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
寝台列車の旅ならではの、楽しみや発見、出会いがあるはずです。
タイ 寝台列車の旅 の情報 | |
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参考サイト | タイ国政府観光庁 |
現地記者:ぴーのっく
タイに魅せられ旅を数回続けるも、2015年春からついにバンコクへ移住。
おいしいタイ料理、おちゃめなタイの人たち、ゆかいなタイの国が大好き。
ガイドブックには載っていない、ローカルなタイの情報をお届けしたいと思います。