バンコクのインド人街といえば、スクンビット・ナナのエリアを想像する方が多いでしょうが、もっとディープなインド人街があるんです。
タイに来たことを思わず忘れてしまう、「パラフット」のインド人街をご紹介します。
|まずここに!
チャイナタウン、ヤワラートを西に歩き進んでいくと、パラフット市場にたどりつきます。まずはここ、「インディア・エンポリアム」を目指しましょう。
クーラーが涼しいショッピングモールの中は、ほとんどが布地やサリー、アクセサリーなどのお店が並び、お店の人もお客さんもインド系の顔立ち。すっかりタイにいることを忘れてしまいます。
最上階のフードコートでは、手ごろな価格でインド料理やベジタリアン料理、ハラール料理を楽しむことができます。
また、右手にあるシーク教寺院では、お祈りのためにたくさんのシーク教徒たちが集まるのですが、毎朝8:30~10:30に食事が無料で提供されています。なんと、シーク教徒以外の人にも提供してくれる寛大さ。しかも、とてもおいしい!寺院内では、シーク教徒の歴史についても学ぶことができるので、ぜひ、少し早起きをして足を運んでみてください。
|異国情緒あふれる街並み
「インディア・エンポリアム」のすぐ横の細い路地は、通称「リトルインディア」と呼ばれています。
エキゾチックなお香のかおりに、インドの音楽も聞こえてきます。ターバンを頭に巻く男性に、民族衣装を身にまとう女性、会話もヒンディー語でしょうか。
お店をのぞくと、サリーやパンジャビ、サルワル・カミューズなどのインドの民族衣装、おでこにつけるビンディやブレスレットなどのアクセサリーにヘナグッズ、ヒンズー教の神様の像などが売られています。
噛みタバコの前には男性が集まり、タバコを噛んでは赤い液体を吐き出す、その様子は、まさに「リトルインディア」。ここがタイだということを忘れてしまいます。
|パラフットを食べ歩き
「リトルインディア」の路地を歩き進むと、食べ物屋台や食堂があります。
ショーケースに並ぶ、色とりどりのデザートは、どれを口にしても、とにかく甘い…!食堂に入ると、定番のひよこ豆のカレーやチキンカレー、野菜カレーが、ガーリックナンやチャパティ、プリと一緒に、こちらも手ごろな価格で食べられます。タイ料理の辛さとはまた一味違う、スパイスたっぷりの辛さを楽しめます。
サモサやパコラは、揚げたてはもちろん、冷めてもおいしいので、ホテルに戻ってからのお土産にもおすすめです。チャイやラッシーなどの飲み物もあるので、歩き疲れてゆっくり一休みするのもいいですね。
|まとめ
街を行きかう人たちも、売っているものも、においまでもがインドそのもの?!
一味違う刺激を求めに、訪れてみてはいかがでしょうか。
インディア・エンポリアム India Emporium( อินเดีย เอ็มโพเรี่ยม)の基本情報 | |
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住所 | 561/77, Chakphet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok, 10200![]() |
TEL | 02-223-6751 |
現地記者:ぴーのっく
タイに魅せられ旅を数回続けるも、2015年春からついにバンコクへ移住。
おいしいタイ料理、おちゃめなタイの人たち、ゆかいなタイの国が大好き。
ガイドブックには載っていない、ローカルなタイの情報をお届けしたいと思います。